無形資産 / PPA

無形資産に関する監査手続
無形資産 / PPA · 2023/03/22
M&Aのクロージング後、PPA(パーチェスプライスアロケーション)と呼ばれる買収時の取得原価を対象会社の資産負債に配分する会計手続が行われます。 識別・評価/測定された無形資産は財務諸表に計上されるため、会計監査を受けることになります。無形資産は、見積もりに基づく会計処理であるため、監査手続がどのような流れで何を実施するかは一般的にはあまり知られていないと思います。 しかし、PPAを通じて計上された項目は、財務諸表に与える質的・量的に重要となることも多いため、会計監査人は監査手続を厳格に行う傾向があります。 本記事では、無形資産価値評価に関する監査手続についてその概要を解説します。

識別した無形資産の「評価」
無形資産 / PPA · 2022/12/16
無形資産の内容は、開示対象となっており、外部投資家からM&Aの内容や意義に関する情報へのアクセスが可能です。 のれんが多額である場合にはその会社自身の認識困難な超過収益力や、買収会社とのシナジー効果を見込んで投資したというメッセージが強まります。 一方で、無形固定資産が多く認識される場合には、顧客基盤や技術力等に投資したというメッセージが伝わります。 このように、PPAはM&Aが何を目的とし、何を価値として認識したかを利害関係者に伝える手段としての意義を有していると言えます。

無形資産の「識別」とは?
無形資産 / PPA · 2022/11/15
PPAを実施する際、どのような無形資産が識別されるのか?はその後の無形資産の算定プロセスに大きな影響を及ぼします。識別の実務はPPAの最初のプロセスであるからです。 本稿では、PPAで最も重要な無形資産の「識別」プロセスに話題を絞っています。

PPAとは何か?(基礎編)
無形資産 / PPA · 2022/09/16
PPAはPurchase Price Allocationの略で、取得原価の配分を意味します。PPAの結果は、財務諸表に影響を及ぼし、買収者側にとって重要な意味を持ちます。 今回はPPAの基礎について具体例を交えながら解説していきます。

無形資産 / PPA · 2019/06/28
今回は、弊社がつい先日に実施したパーチェス・プラス・アロケーション(以下、PPAという。)及び無形資産評価の研修について、お話しします。

無形資産 / PPA · 2018/11/30
今回は、RIZAPでも話題になりました「負ののれん」について解説するとともに、PPA(Purchase Price Allocation)との関係についてもお話しします。

無形資産 / PPA · 2018/10/18
弊社では有価証券報告書等からPPAの開示事例を収集し、事例分析を行っており、2018年3月期の開示事例の中からPPAを実施する側からみて興味を引いた事例を紹介します。 なお、ご紹介させていただく案件は弊社が担当した案件ではなく、記載した情報はすべて有価証券報告書やプレスリリースなどの公開情報より引用したものです。

無形資産 / PPA · 2018/08/16
昨今、M&Aが活発に行われている一方で、残念ながら「のれんの減損」を計上する会社も増えております。今回は、買収後の「のれんの減損」をお話しすることを通じて、買収時点での「のれん」の発生とPurchase Price Allocation (以下、PPAとする。)の関係を説明するとともに、PPAは経理担当者の取り組むべき課題ではなく、経営者が認識すべき課題であることを説明したいと思います。

無形資産 / PPA · 2018/07/17
海外の事例でかつ古い情報ではありますが、Ernst & Youngが公開情報を基に、どのような無形資産を、どの程度認識・評価されているのかを業種別に分析した情報を見つけました。 PPAにおける無形資産の識別の要件の差異はともかく、”識別した無形資産をどのように評価していくか”という点においては、IFRS, US GAAPと日本基準で会計基準差はないと思われるため、日本基準の適用会社であっても、ある程度は参考にはなると思います。

無形資産 / PPA · 2018/06/29
M&A実施後の無形資産の計上にあたり、計上される無形資産の金額と共に多く議論されるのが償却期間です。本稿では、PPAで算出された無形資産とその償却期間およびのれんの償却期間との関係について取り上げたいと思います。

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