カーブアウトM&Aとは、企業グループが自身の事業やグループ会社を切り離した上で、他社に売却する取引を指します。
M&Aの目的としては、企業再編や、選択と集中に向けた非主要事業や不採算事業の整理が挙げられます。
グループ離脱や資産・負債の切り出しを伴うことから単純な株式売買とは異なるため、カーブアウトイシューと呼ばれる対象事業を切り出すための実務論点、スタンドアローンイシューと呼ばれる譲渡後も事業継続可能な状態にするための課題が生じ、バリュエーションにも影響を及ぼします。
このブログでは、カーブアウトM&Aに特有の論点の紹介と、バリュエーション上の留意事項について紹介します。